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読み書き計算を楽しく学ぶために(2)

で、そうやって自分で嬉々としてやったことは
大人になってもかなり覚えていて、
何かの拍子にすごく役に立つ。

なにより、その手法が身についてるから、
パソコンのことにしろ、何にしろ、
新しいことを大人になってからやる羽目になっても全然苦じゃないのだ。

それとは反対に、
ほんとは嫌いだったにも関わらず、
やらないと家にいられないという恐怖心だけでやっていたピアノについては、
まさに頭をからっぽにしてやるしかなかった私
(普通、勉強とピアノの位置づけがこれと逆ですよね・・・)

質より量!とばかりに、まるで計算問題を解くかのように
馬鹿みたいに筋トレのようなハノンとかコルトーのメソッドを自分で曲に合わせて選び、
地味に毎日やるから指はまわるし、譜読みは早いので、
どれだけこの子は将来すごいんだと言われながらも、
最終的に曲を仕上げるときに、
あと一歩というところで美しいものにはならなかいから
いつも先生はがっかり。
そして発表会や試験が終わったら、
曲のことなんか頭からすぐに忘れてしまったのでした。
いや、正確には、楽譜みながらだーっと弾くのはうまくても、
自分のものにしてないから、とにかく暗譜が怖かった。

幼い頃の毎日は、やりたいことや好きなことをやる、というものではなかった。
できないことをできるようにする喜び、これだけで乗り切っていたと思う。

この「できるようになる喜び」というのは、実は大きな大きな落とし穴だ。

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